美味しい

今日は一人暮らしに向けて母親から料理を習いました。


料理っていいですね。

心が優しくなります。


もともと学生の頃に飲食店の厨房で働いていたので真新しさは特にありませんでしたが、

料理に対する景色が昔と全然違うように感じました。


昔は食材は物であり、料理も物。

こんな感じでした。


でも今日食材を並べてみた時に、

食材一つ一つに命があったんだよなぁと感じました。


この魚も、この白菜も、この豆も、ワカメも、全部どこかで生きてきて、

誰かが収穫してくれて、

運んでくれる人がいて、

スーパーに並べる人がいて、

母親が選んで買ってきて、

こうして僕の目の前に出会った。


「こんにちは。」心の中で言ってみる。


それを美味しく家族が食べられるように料理して、いただく。


生き物は生き物を食べて生きている。


食べて食べられて食べて食べられて、、

その太古から綿々と続く食物連鎖の中で、偶然にもこの子達は僕の前に登場してくれた。


なんか、ありがとうって気分になりました。


出来上がった料理を見ると、そこには沢山の物語が詰まっていた。


いただきます。

人生で初めて、心の底からそう言えた気がします。


僕の力になってくれてありがとう。

美味しくいただきました。

かんとりーまーむ

まーむ=僕 の作る かんとりー=街

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