「話す力」を超える「聞く力」

人に教えるというのは楽しい。


教えてその人の成長が加速していく姿を見るのが好き。


最近は仕事場に新人が入ってきて、僕が仕事を教えている。


その人は新人だけれど僕に見えてない景色を沢山教えてくれる。

僕には青色に見えていた部分がその人には緑色に見えている。

その緑色を教えてくれた時、僕の視野は一段広くなる。


「下の人からは何も学ぶ事はない」なんて事は全くない。

学べる事だらけ。


たくさんの新しい景色を見せてくれて僕は自分の視野を広げていく。


世界は人の数だけある。


僕の知っている人に教育が下手な人がいる。かなり年上だ。

彼は独り言のように好き勝手喋りすぎている。


どこに向かって喋ってるのか分からない。

彼は他者を感じるのが怖いのかもしれない。


自分と違うものを受け入れてしまったら自分が壊れてしまう。

マシンガンのように喋る彼を見ていると、そういう恐怖と戦っているようにも見える。


相手が喋る隙を与えないようにしている。

見たいもの以外見えないように一生懸命目を塞いでいる。


僕は何をする事が精神の成長に繋がるのかと若い頃からずっと考えていた。


今その答えがハッキリしてる。


それは「視野を広げる事」

自分の価値観と異なるものを見つけて視野を広げていく。


異なるものを受け入れられる。その器が大きい人ほど魅力的だった。


受け入れるとは塗り替える事じゃなく、和するという事。


自分の世界と相手の世界が和して大きくなっていく。

それが精神の器になっていくような気がしている。

かんとりーまーむ

まーむ=僕 の作る かんとりー=街

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